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長い長いタイトルの本。簡単に言うとライブドア事件のお話です。
社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話

小林 佳徳 宝島社 2014-08-20
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あのライブドア事件から約9年。現LINE株式会社に吸収された今も、元ライブドア社員の多くは「ホリエモンの意志」を継承し、IT業界の各方面で活躍をしています。そしてついに2014年秋、LINEが全盛期のライブドアを上回る“時価総額1兆円"上場を達成する見込みです。元社員らを動かす「ライブドアのDNA」とはいったいどんなものなのか? 一社員だからこそ書けた事件当時のリアルな心情、事件後の奮闘記、そこから見える「働く」ということ――。


著者は小林佳徳さんという元ライブドア社員の方。事件後3ヶ月で退職し、その3ヶ月後に出戻ってまた辞めていったという華麗な経歴の持ち主です。面識はございません。
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LD事件の話題のたびに書いてますが、ワタクシ当時はニッポン放送で番組を持たせてもらっていました。立場は違えどお互い当事者です。

この本を通して一番書きたかったことは「実はライブドアはいい会社だった」とか「ホリエモンはすごかった」とか「マスコミに踊らされてはいけない」とか、そういうことではない。


と著者はエクスキューズしていますが、この本は「ライブドアはいい会社だった」「ホリエモンはすごかった」と、あちこちに書いてある本ですw

思い出は美化されるもの。「昔は良かったな」と言ってしまうもの。それはいいでしょう。

ただ、一連の騒動があったおかげで、LD1名、ニッポン放送1名、あわせて2人の人が亡くなっています。ニッポン放送からはラジオ一筋で生きてきた沢山の人達がグループ再編の名目でフジテレビへと転籍になりました。花形だったラジオアナウンサーもTVの世界では厳しく、1人、また1人と裏方へと回されていきました。

株主初め、沢山の人の人生が狂った。それは噛み締めないといけません。

当時のライブドアがどんな会社だったかわかる1冊

当時のライブドア(オン・ザ・エッヂ)のオフィスの様子や、寝袋で会社に泊まっていたブラックベンチャーぶり、2000年代のネット企業はこうだったのかという、貴重な経験が書かれています。


私がライブドアに内定し、入社の手続きについてやりとりしていたときに一番驚いたのが、パソコンを自前で用意することである。

あてがわれたマシンを起動したらWindowsでもMacOSでもない「TurboLinux」というマイナーなOSが立ち上がってどうして良いかわからず、ショックのあまりやる気をなくし、入社日の午後に退職した社員がいたそうだ。


すごい時代ですね…。

ドワンゴ黎明期がわかる、コチラと同じような感じ。
【連載開始】15年勤めたドワンゴを退職しました。連載その1:matsuo?>のブロマガ - ブロマガ


そして、強制調査の様子も生々しく書かれています。

「全員、席に着いてください! パソコンと携帯電話は触らないでくださーい!」
ほどなくして、東京地検特捜部が強制調査に乗り込んできた。自分のいた島と地検が入ってきたエリアはやや離れており、しかも「席からは動くな」という指示が飛んでいたため、どんな人相の人がどれくらい入ってきたのか正確にはわからなかったが、30代〜40代くらいのスーツ姿の男性が10数名程度で詰めかけていたと思う。

なかには、帰るのが遅くなりそうだと考えて着席指示を無視し、タイミングを見計らって同じフロア内にあった社内コンビニ「レストドア」へカップ麺などを買い出しに行ったつわ者もいた。


強制調査から開放されて、帰りに「ヤケ焼き肉」をして帰ったとか、実にリアルでした。

編集者ガンバレ

この本はSTORYS.JPに投稿された原稿がベースになっているそうな。そのせいなのか、読んでいると時系列があっちゃこっちゃに飛びます。これは編集者がんばれよ。著者かわいそうだよw

そして最後の突っ込みどころ。

実は堀江さんと対面で話をしたのは、入社時の面接が最初で最後である。以降はメールやテレビ越しでしか、どういう人間だったのかをうかがい知る機会はなかった。


えええええ。
延々とホリエモンすごかったって書いてあって、堀江さんと1回しか話したことないってどういうこと…。

著者と同じライブドア時代を過ごした現在の同僚に聞いてみると「元ライブドアということを声高に言う人は信用しない方がいいよ」とだけ言われました。「LINEのことを知らないのに語るな」とも…。こわいこわい。

きっと、ニッポン放送の人もボクのことそう言ってるのかな…。お前子会社のディレクターだったろ!って…。怖くて本なんか出せねえ…。

ちなみに書店では堀江さんの本と並んで売ってますw
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堀江さん本人の書評はコチラ。
書評:社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話 | ホリエモンドットコム


ライブドアが日本のITサービスに及ぼした影響や当時のスタッフがどんな気持ちで働いていたのか。そして現在のIT界でライブドアOBがなにをしてるのかなど、IT業界で働いている人には面白い本だと思います。実名でいろんな人でてくるし。

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話

小林 佳徳 宝島社 2014-08-20
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それでは、事件のあった2006年のヒットナンバーをお送りしましょう。「ギリギリでいつも生きていたいから」ライブドアみたいですね。KAT-TUNで「Real Face」


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